これからの東京・社会を創るビジネスコンテスト「Industry-Up Business Contest」グランプリ・特別賞決定

これからの東京・社会を創るビジネスコンテスト「Industry-Up Business Contest」グランプリ・特別賞決定

継続した伴走支援を行い、事業成長をサポート

 

100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役 CEO 兼 GM:留目 真伸、以下:SUNDRED)は毎年開催しているカンファレンス「Industry-Up Day Spring 2024」と連動し、東京都事業のTOKYO SUTEAM協定事業者として、株式会社Relic(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:北嶋 貴朗、以下:Relic)と共同でビジネスコンテスト「Industry-Up Business Contest」(以下、IUBC)を開催しました。全応募総数61件の中から各部門のグランプリ計3件と特別賞2件が決定しました。

■「Industry-Up Business Contest」について

「Industry-Up Business Contest (IUBC)」は、アーリーステージ(シード)・シリーズA、Bのフェーズ相当で幅広い領域のスタートアップや、起業家、研究者、企業の新規事業グループなど、新産業共創・事業創造を目指す個人・組織を対象に行われるビジネスコンテストです。応募カテゴリーは「Nature/Regeneration」、「Healthcare/Well-being」、「Smart-city/Infrastructure」の3部門です。

3月28日(木)に、東京都のイノベーション施設「TIB(Tokyo Innovation Base)」にてセミファイナルピッチ、ならびにファイナルピッチを開催し、以下の通りグランプリ、特別賞、ファイナリストが決定しました。

■Nature/Regeneration部門
◎グランプリ
ユナイテッドシルク株式会社 河合 崇 氏
シルクの力で、新しい未来を実現するため、食品、化粧品、医療等あらゆる分野でシルクを活用するテック企業

◯ファイナリスト
amu株式会社 加藤 広大 氏
海洋プラスチックゴミの44.5%を占める廃漁具を漁師から回収、ナイロン素材ブランド「amuca」へ

リッパー株式会社 鈴木 幹久 氏
脱炭素社会と豊かな海を実現するナノテクノロジーを駆使したタイヤ強化素材事業

 

■Smart-city/Infrastructure部門
◎グランプリ
株式会社MEMORY LAB 畑瀬 研斗 氏
企業の新規事業・研究開発を加速するテクノロジーリサーチ『Memory AI』

◯ファイナリスト
株式会社アレスグッド 勝見 仁泰 氏
価値観軸で将来の活躍人材と出会えるZ世代版Linkedin「BaseMe」を展開

EKKYO.HUB 田中 律羽 氏
マチウォッチ-「子供のためのまちづくり」と「子供によるまちづくり」の連関

 

■Healthcare/Well-being部門
◎グランプリ
株式会社With The World 五十嵐 駿太 氏
世界67カ国の子どもたちを繋ぐ世界平和と協創を目指した協働授業(オンライン)と現地フィールドワーク

◯ファイナリスト
株式会社ザ・ファージ 德永 翔平 氏
食後血糖予測AIを生かした糖尿病総合診療プラットフォーム

株式会社Story Agent 藤戸 淳平 氏
BREW UNITY 〜3坪から始めるビール醸造所〜

 

■SUNDRED特別賞

Fearless15株式会社 鈴木 楚乃 氏
環境・生物・多様性・人権に配慮した「サステナブル制服」を適切な価格で市場に送り出す事業

EKKYO.HUB 田中 律羽 氏
マチウォッチ-「子供のためのまちづくり」と「子供によるまちづくり」の連関

 

グランプリ3社には各々賞金30万円を授与する他、ファイナリストには「仲間集めや対話の場」、「実証実験先の提供」、「事業促進のメンタリング」等を支援します。
また、グランプリ、ファイナリストに関わらず、応募頂いた全員に対して希望する方々には、東京都のTOKYO SUTEAM協定事業者50社(海外展開、都市実装、地方コンソーシアム、ビジネス検証先支援、アカデミック・大学発ベンチャー、メディア強化、人材支援、対話の場づくり、英語ピッチ練習、調達支援、政策、ディープテック、官民共創など)への紹介やマッチングの支援をビジネスコンテスト実施後の今月以降に行っていきます。

 

■受賞者の声

Nature/Regeneration部門 グランプリ

ユナイテッドシルク株式会社 河合 崇 氏

シルクは繊維素材以外に医療、食品、化粧品など多分野を横断したバイオマテリアル(生体材料)と捉えた研究が推進されています。私たちはシルクに秘められた大きな可能性に注目し、シルク産業の活性化や、生産体制の構築など様々な価値創出に挑戦します。今回受賞したことをきっかけに、シルクを通じた地域共創、ベストプラクティスを創り、環境と経済にプラスをもたらすリジェネラティブな未来の創造に向けた活動を加速化させます。

HP: https://united-silk.co.jp

 

Smart-city/Infrastructure部門 グランプリ

株式会社MEMORY LAB 畑瀬 研斗 氏

今回、『Smart-city/Infrastructure部門』にてグランプリを受賞し大変光栄に思います。当日は様々な業界から優れたスタートアップが競い合い、革新的なアイデアを披露されていて、自分自身、大変刺激的な時間となりました。その中で我々MEMORY LABを選んでいただいたことは、今後の成長の原動力であるとともに身の引き締まる思いです。MEMORY LABのミッションは、研究開発の力をより速く社会に実装し、あらゆる社会課題の解決に貢献することです。今後も製品の開発と事業の拡大に向けて、倦まず弛まず前進を続けます。最後に、この賞を受賞するに至った審査員やイベントの主催者、そして応援してくださった皆様に心から感謝申し上げます。研究の力で社会の課題を解決するべくグローバルで挑戦して参ります。

HP: https://www.memorylab.jp/

 

Healthcare/Well-being部門 グランプリ

株式会社With The World 五十嵐 駿太 氏

この度はHealthcare/Well-beingのグランプリに選んで頂き、大変光栄に思っております。私たちが提案したオープン教育イノベーションは、世界各地の優秀な学生と技術を持つ企業が越境しながらも社会課題を解決するために協創するプロジェクトです。世界共通の目標を年齢・国関係なくインタープレナーたちがともに働きかけ、より良い社会を導く先端的な事業にして参ります。皆様の期待に応えるためにも、これからも精進して参ります。今後ともご指導賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

HP: https://withtheworld.co/

 

SUNDRED特別賞
Fearless15株式会社 鈴木 楚乃 氏

生まれて初めてのビジネスコンテストは、他の方のピッチを聴くことができ刺激と学びの連続でした。私のサステナブル制服の制作販売という事業は、まさにこれから動かしていく事業です。高校生の私が自分ごととして事業を軌道にのせ、環境、多様性、人種に配慮したデザイン性の高い制服を着用することがかっこいい、という時流を作っていけるよう、これからさらに頑張っていきます!この度は大変貴重な機会をいただきありがとうございました。

インスタグラム: https://www.instagram.com/fearless15_official/

 

EKKYO.HUB 田中 律羽 氏

この度は、このような賞をいただき大変光栄です。私たちの夢は、若者個人が持つ感性や「面白そう」という好奇心、行動力そして専門性がさらに越境し、共創する社会を描くことです。その一つの手段として、マチウォッチを提案いたしました。今回のピッチをきっかけに、多くのセクターの方からお声がけいただきました。共にこうした社会を描きたい産学官の皆様、ぜひ一緒に探求や実験をしていただけると嬉しいです。改めて関係者の皆様、ありがとうございました。

HP: https://www.ekkyo.jp/

 

■SUTEAM協定事業者におけるSUNDREDの役割
SUNDREDはTOKYO SUTEAM協定事業者として、東京都が「Global Innovation with STARTUPS」で掲げる 「10x10x10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」達成のため、多様な主体による多彩なスタートアップ支援を「新産業の共創」の観点から実施を後押しします。具体的には、下記の6つの取り組みを含め多数行っています。

・新産業のトリガーとなる新たなスタートアップの創出
・支援したスタートアップの時価総額増加額
・スタートアップの海外展開の実現
・ワークショップ、勉強会の企画・開催
・ビジネスプランコンテストの企画・運営
・実証プロジェクトの伴走支援(メンタリング)

 

■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。

Industry-Up as a Service
https://www.industry-up.com/

 

■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約2,000人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。令和3年度には経済産業省関東経済産業局と共同で「越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。

インタープレナー
https://www.interpreneur.jp/


■会社紹介

企業名:SUNDRED株式会社
設立  :2017年3月設立
代表者:代表取締役 CEO 兼 GM留目 真伸
本社  :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL  :https://sundred.co.jp