SUNDRED、国際教養大学、秋田ノーザンハピネッツが秋田リビングラボ組成に向けた連携協定を締結

SUNDRED、国際教養大学、秋田ノーザンハピネッツが秋田リビングラボ組成に向けた連携協定を締結

秋田から新産業を生み出し、地域の活性化を目指す

 

100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目 真伸、以下:SUNDRED)は、公立大学法人 国際教養大学(所在地:秋田県秋田市、理事長・学長:モンテ・カセム、以下:AIU)、秋田ノーザンハピネッツ株式会社(所在地:秋田県秋田市、代表取締役社長:水野 勇気、以下:秋田ノーザンハピネッツ)とともに新産業の創出を通じて秋田を活性化する目的で、秋田リビングラボの組成に向けて協調して活動を行っていく連携協定を2022年12月16日(金)に締結しました。

■提携の背景
20世紀型の大量生産・大量消費のパラダイムを超えて、一人ひとりの、多様な社会の単位の、地球のWell-beingを実現していくことがあらゆる産業・事業の目的となっていく時代になりました。今求められているのは、これまでの個社単位の経営最適化のパラダイムを超え、セクターを超えた対話をベースに、共感する目的および、目的を実現するための繋がったソリューション(新産業)の共創です。
オープンかつフラットな対話を通じて、一人ひとりが持っている課題感・期待・価値観を集約し、社会の単位として共感する「実現すべき未来」の解像度を高め、目的とエコシステムの仮説を共創し、ステークホルダーを巻き込んでエコシステムの構築を進めていく。産官学民の多様な人材が集い、このような活動を行う「対話と共創の場」が「リビングラボ」です。本質的な「実現すべき未来」のイメージの共創からスタートし、仮説づくりや、プロトタイプの作成といったイノベーションのための活動を持ち寄り、具体的な課題に向き合いながら実装と検証を進め、新たな知識創造を行っていきます。
そしてリビングラボにおける対話と共創をドライブしていく存在が目的志向で行動する社会人「インタープレナー」です。「インタープレナー」は大企業・地域企業・スタートアップといった産業界だけでなく、医療、自治体、大学・研究機関・教育、官公庁、プロフェッショナル等、あらゆるセクターに存在しています。所属・役職・性別・年齢を超え、多様性・多面性を尊重し、誰かのロジックで優劣を決めるのではなく、対話を通じて、共感軸をベースに社会起点の目的を創り出していきます。ともに探索し、メンタルモデルを超え、試行錯誤し、自らが動かせるアセットを動かしてエコシステムの構築を推進し、社会に新しい価値を生み出し、成果を分かち合っていきます。そして新産業共創の活動を通じて「インタープレナー」同士の強い絆が形成されていきます。
今回の連携協定は、秋田に地域内外から集うインタープレナー達の対話・共創の場となる「秋田リビングラボ(仮称)」を誕生させることによって、秋田地域から社会課題を解決し「実現すべき未来」を手繰り寄せていく新産業を生み出し、秋田地域を活性化させることを目的に締結されます。新産業の実現により、一人ひとりの、多様な社会の単位の、地球の、Well-being&サスティナビリティの実現を目指します。

■協定の内容および具体的な活動について
本連携協定の内容は下記の通りです。

協定の目的:
三者の連携のもと、それぞれの資源を有効に活用することにより、 社会起点で「実現すべき未来」を共にデザインし、実現のためのエコシステムの共創を推進し、イノベーションの創出・社会実装に寄与する

連携事項:
(1)「インタープレナー」人材の育成に関する情報交換と相互の支援
(2)「リビングラボ」における情報交換と相互の支援
(3) 組織、分野を越えた多様な連携による学術研究の振興と研究成果の事業化に関する相互の支援
(4) 地域の実情に適した新産業の創出に向けた活動
(5) そのほか、本協定の目的を達成するために必要な事項

また、各組織は下記の役割を果たします。

SUNDRED
リビングラボ開発・運営に関するノウハウの提供、県外のインタープレナー、産官学ネットワークの提供、プロジェクトマネジメント機能の提供

秋田ノーザンハピネッツ
秋田の活性化のビジョンの発信、秋田県内のインタープレナーのネットワークの提供、トリガーとなるプロジェクトのフィールド提供

AIU
AIUデザインLAB(産学連携課題解決プログラム)との連携、学生の参加、研究者・卒業生との連携

連携協定締結後、まずは「秋田リビングラボ設立準備室」を立ち上げ、リビングラボのコンセプトの認知拡大や参加者を募る目的でワークショップやイベント等をシリーズで開催します。あわせて、県内のインタープレナー人材を発掘し、県外のインタープレナーも交えた繋がりを構築し、参画する人材の課題意識・期待・価値観をもとに、「実現すべき未来」の解像度を高め、その構成要素としての具体的に取り組むプロジェクトを検討していきます。並行してAIUデザインラボとのプログラムをスタートさせます。
2023年中旬頃には、正式に「リビングラボ」を組成し、トリガーとなるプロジェクトの推進、エコシステム仮説の共創、事業の創出を具体的に行っていきます。

■SUNDREDの新産業共創プロジェクト、リビングラボの開発・運営
SUNDREDでは2019年7月の新産業共創スタジオのローンチ以降、「ユビキタスヘルスケア産業」「フィッシュファーム産業」「フライングロボティクス産業」「フォレストリバイタライズ産業」等の約12個のユニークな新産業プロジェクトを推進中です。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、社会起点での新産業の共創を推進していくことで結果として各社の事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、駆動目標となるエコシステム仮説に落とし込み、エコシステム構築の中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。アカデミアの知見とプロジェクトの実践を融合させた「新産業共創プロセス」、目的志向で行動する社会人「インタープレナー」のネットワーク、各所で推進されているイノベーション活動を集約して社会実装を進める「リビングラボ」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・社会実装を加速しています。

SUNDREDのリビングラボ開発・運営は、複数の新産業共創プロジェクトを繋げて特定の地域において社会実装を進めていくところからスタートしました。2021年には栃木県那須地域において日本駐車場開発株式会社、株式会社デジタルシフト、株式会社LIFULLと「ナスコンバレー協議会」を設立し、那須地域の広大な実証フィールドに首都圏および地域の多様な参加者が集う国内最大級のリビングラボの運営を開始しました。これをきっかけとし、「新産業共創プロセス」を発展させ、新産業の目的・エコシステムの仮説だけでなく、地域社会の目的・エコシステムの仮説を多様なインタープレナーとの対話を通じて共創していく「リビングラボ共創プロセス」を開発し、現在 複数の地域においてリビングラボの開発・運営を進めています。コミュニティ、NPO、大学、自治体、地域企業等、起点となる様々な組織・団体と連携の上、「対話と共創の場」としてのリビングラボのコンセプトの共創から、地域内のインタープレナーの発掘・覚醒、地域外のインタープレナーとのエンゲージメントの構築、トリガーとなるプロジェクトの創出、新しい時代の価値創造の仕組みである「新産業共創エコシステム」の理解の促進・実装を推進し、地域や社会の単位の特性・目的にあったリビングラボを共創していきます。

■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」たちが、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナーコミュニテイーは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約1,500人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。昨年度は経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。
https://www.interpreneur.jp/

■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立  :2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社  :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
概要  :100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL  :https://sundred.co.jp