『Awaji Well-beingビジネスコンテスト2024』最優秀賞・優秀賞決定

“Well-being”をテーマに新たなアイデアの創出・事業化を目指す

100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目 真伸、以下:SUNDRED)は、共創パートナーとして参画した株式会社パソナグループのイベント『Awaji Well-being ビジネスコンテスト2024』の最優秀賞・優秀賞が決定したことをお知らせします。

 

■ビジネスコンテスト 最優秀賞・優秀賞
本ビジネスコンテストは、“Well-being”をテーマにした新産業の創出を目指して「からだ 部門」「こころ部門」「きずな部門」の3部門で開催され、それぞれ最優秀賞・優秀賞を1名ずつ選出しました。

【からだ 部門 最優秀賞】株式会社Raise the Flag. 中村 猛(なかむら たけし) 氏
「視覚障がい者の不便を解消することにより、 今日より1歩進んだ社会を創造する」
現在、日本国内にはほとんど視覚に頼れない約40万人もの方々が生活し、単独で行動できるための十分なソリューションが存在していないのが現状。そこで、就労を含む様々な挑戦を支援するソリューション「SYNCREO(シンクレオ)」を開発。視力を使わずに音や振動で、周囲の環境や対象物の形や大きさを把握できる。万博という大舞台で、障害を乗り越えて活躍する会場スタッフが、生き生きと笑顔で働く姿を披露することで、新しい共存社会のモデルを日本から世界に発信していく。

 

【からだ 部門 優秀賞】株式会社mediVR 村川 雄一朗(むらかわ ゆういちろう) 氏
「VRで子供のからだを変える『mediVRカグラ』の教育活用」
「“自分らしい”からだと暮らしを取り戻す」をテーマに、仮想現実(VR)技術を活用したリハビリテーション機器「mediVRカグラ」を開発。VRを活かした楽しくシンプルな課題に医学的知見を組み込んだ新たな治療手法により、子どもにまつわる様々な障がいの改善を多数実現。本機器を地域の学校や施設に導入することで、子どもとその家族の通院負担軽減と生活の質の向上を図り、医療と教育の垣根を超えたシームレスな運動教育の実現を目指す。

 

【こころ部門 最優秀賞】株式会社humorous 田村 勇気(たむら ゆうき) 氏
「暗闇対策の新選択肢。高輝度蓄光『ナイトコンシェルジュ』」
社会課題の解決を目指し、エンターテインメントとテクノロジーを融合させた会社を設立。「暗闇問題」に取り組み、照明灯の負荷を軽減するため、電気代やメンテナンスが不要で、半永久的に発光する蓄光素材を活用した「ナイトコンシェルジュ」を開発。この技術は、岡山市の用水路事故や鉄道事故の防止、星空鑑賞施設での案内ユニット設置など、様々な場面で活用されている。その他、デザイナーズホテルや工事現場、アトラクションにも展開。淡路島では、暗闇を活かした「ダークスカイツーリズム」や、非電力の安全対策を進め、地域経済の活性化を図る。最終的には2030 年までに海外展開を目指し、持続可能で循環型社会の実現を目指す。

 

【こころ部門 優秀賞】
tonari 株式会社 後尾 志郎 (ごのお しろう) 氏
「離れていても共に過ごせる、空間拡張コミュニケーションツール『tonari』」
都市部への人口集中や地方の過疎化が進む中、コロナ禍でリモートワークの可能性が再認識された一方で、技術進化が停滞していることを受け、等身大スクリーンを介して、2 つの空間をつなぐコミュニケーションツール「tonari」を開発。このツールは、介護施設に入居する家族との会話や、離れたオフィスで働く同僚とのつながる場など、多様な用途で利用可能。2 拠点間のシームレスなコミュニケーションを可能にし、物理的な距離にとらわれない社会を目指すことで、新しい働き方や事業創出に貢献する。

 

【きずな部門 最優秀賞】株式会社エイトノット 木村 裕人(きむら ゆうじん) 氏
「自律航行船を用いた淡路島旅客輸送のDX 化」
ロボティクスとAI を活用し、水上モビリティの自律化を目指している。船舶へのテクノロジー導入が遅れ、安全性が社会課題となる中、誰でも安心・安全に運行できる自律航行船を提案。カーナビのように目的地を設定するだけで自動運転が可能になる。この技術を活用し、淡路島の豊かな観光資源や海洋資源を活かした海上体験を提供。
新たな観光コンテンツの一つとして、自律航行船を活用したビジネスを作ることで、ウェルビーイングの実現や、淡路島を起点とする瀬戸内水上交通ネットワークの実現を目指す。

 

【きずな部門 優秀賞】株式会社MEMORY LAB 畑瀬 研斗(はたせ けんと) 氏
「新規事業・研究開発を加速するテクノロジーリサーチMemory AI」
脳科学に魅了され、日米でヘルスケア分野の研究開発に取り組む中で、食や農業、気候変動などの社会課題を、科学技術で解決したいと考えるようになった。研究開発プロセスは非効率で、数ヶ月から数年を要することが課題。そこで生まれたのが膨大な論文や知財、マーケット情報から、瞬時に技術の活用可能性やトレンドを把握する「Memory AI」。MEMORY LAB は、淡路島を中心に、様々な地域や世界で起こる社会課題を解決し、誰でも簡単に科学技術情報にアクセスでき、課題解決を目指せる未来を目指す。

■「Awaji Well-being ビジネスコンテスト2024」概要
開催:2024年11月14日(木)
対象: “Well-being”をテーマにした新産業の創出を目指す、起業家やスタートアップ企業
募集テーマ:「からだ」/健康、食・農水産、医療・ヘルスケア、環境や土壌・海洋、宇宙 等
「こころ」/アート・エンターテインメント、スポーツ、教育・学び 等
「きずな」/エネルギー・移動、AI・ロボティクス、働き方 等
特 徴:最優秀賞・優秀賞受賞者は、以下特典が受けられます
・パソナグループが淡路島で展開する事業との連携や、淡路島における実証実験の支援
・パソナグループが淡路島で運営するオフィスの利用支援 等
URL:https://www.pasonagroup.co.jp/awaji_well-being_week/contest/

■淡路島でのWell-being産業の共創
一人ひとりの、社会の、地球のWell-beingがあらゆる産業の目的となっていく時代。「幸せ」とは「より良い」とは何かを自らの頭で考え、多様なセクター、個人との対話を通じて目的の解像度を高め、共感する「実現すべき未来」の設計図をともに描き、共創を行っていくことでそれを実現していくことが求められています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が天沼矛(あめのぬぼこ)で下界をかき回し、日本で最初に生まれた島と言われる淡路島。指数関数的なテクノロジーの進展、価値観の大転換によって新たな時代が生まれてようとしている中、淡路島から新たな胎動が生まれようとしています。
今回の『Awaji Well-being ビジネスコンテスト2024』では、昨年のビジネスコンテストに引き続き、スタートアップ、企業、地域コミュニティ、アカデミア、プロフェッショナル等、多様なセクターのインタープレナー達と対話を行い、新産業のインキュベーションを通じて「実現したい未来」をともにつくっていきます。2025年の大阪・関西万博に向けた活動とも連携し、淡路島を舞台にBeyond SDGsの世界の解像度の向上、それを実現していくためのWell-being産業の共創、誰でも「実現したい未来」づくりに参画できる社会の実現を目指していきます。
SUNDREDは、2019年7月の「新産業共創スタジオ」のローンチ以来、社会起点の目的を共創し、対話を通じてプロジェクトを推進する「新産業共創プロセス」を開発し、数多くの新産業共創プロジェクトを推進してきました。また、2021年に栃木県那須地域にてスタートした国内最大級のリビングラボ「ナスコンバレー」を皮切りに、「実現したい未来」の共創を進めていく実証・実装の場としての「リビングラボ」の開発・運営を各地で進めています。『Awaji Well-being ビジネスコンテスト2024』の共創パートナーとして、SUNDREDの新産業共創、リビングラボ開発・運営のノウハウ、およびMIRACLE構想でつながる専門家の知見・ネットワークを活用し、淡路島から大阪・関西そして日本発の、新しい時代に向けた「Well-being産業」の創出を行います。

■MIRACLE(Medical & Healthcare Innovation ReAlizing CircLE)について大阪大学名誉教授 澤 芳樹先生を発起人とし、SUNDREDが代表法人を務めるウェルビーイングな社会の実現に向けた活動。ウェルビーイングの実現のための医療・ヘルスケアの未来像、21世紀型社会を構想し、医療・ヘルスケア イノベーション エコシステムの共創・社会実装を推進するとともに、イノベーションの加速を通じて一人ひとりの、社会のウェルビーイングの実現を推進していく取り組みです。

SUNDREDは、サイエンスに基づく「Open Well-being Innovation」による新産業創出を目的に、2024年3月15日にSUNDREDの100%子会社としてMIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社を設立しました。人材育成事業、インキュベーション事業、PHR事業を柱としたビジネスを通じて、ライフサイエンス、ヘルスケア分野のオープンイノベーションを加速させ、社会的価値を創造し持続可能な成長を目指します。
また、Well-beingな社会の実現に向けたオープンな活動(サークル)である「MIRACLE」では、引き続き、共感でつながる専門家・実践者達(インタープレナー)のチームにより、社会起点・目的志向のオープンな対話を通じて、医療・ヘルスケアの未来像を構想し、新会社と共にサイエンスに基づくオープンイノベーションを推進し、一人ひとりの、社会のWell-beingの実現を推進していきます。
URL:https://miracle-innovation.jp/

■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。

Industry-Up as a Service
https://www.industry-up.com/ 

■新しい時代における価値創造を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約2,500人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。令和3年度には経済産業省関東経済産業局と共同で「越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。

インタープレナー
https://www.interpreneur.jp/

■会社紹介企業名:SUNDRED株式会社
設立  :2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社  :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL  :https://sundred.co.jp