経済産業省関東経済産業局と共同で新産業共創のエコシステム構築に着手

経済産業省関東​経済産業局と共同で新産業共創のエコシステム構築に着手
インタープレナーを軸に新産業の創出を目指す

100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目 真伸、以下:SUNDRED)は、経済産業省関東経済産業局が募集した「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を受託したことをお知らせします。これにより、SUNDREDは経済産業省関東経済産業局と共同で、「インタープレナー(越境人材)」を軸に新産業の創出を進めるとともに、新産業共創のエコシステム構築に取り組んでいきます。

 

■「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」の背景
イノベーションの推進は地域経済において、そしてその集合体である日本にとって重要な課題です。一方で、地域資源の活用だけを目的とした施策や、インバウンド、域外からの誘致一辺倒の政策など、既存の地域活性化策だけでイノベーションを起こすのは不十分であるということもわかってきています。イノベーションの社会実装のためには、地域内外の多様なプレーヤーが連携して目的そのものから共創し、実現のための新たなエコシステムの構築を行うことが必要です。コロナ禍で加速した新しいパラダイムに向けての大きな変化をチャンスとして活かしつつ、今まさに多様なセクターのオープンな対話をスタートし、本質的なオープンイノベーションによる価値創造に取り組んでいくことが求められています。

SUNDREDは2019年7月の新産業共創スタジオの立ち上げ以来、アカデミアの研究とプロジェクトでの実践を通じて「新産業共創プロセス」を開発し、社会起点で新しい産業を構築するために邁進してきました。また、新産業共創の主役となるインタープレナー(越境人材)の要件定義と育成にも取り組んで来ました。 「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」では、SUNDREDと経済産業省関東経済産業局が共同で、「インタープレナー」を軸に実証地域を特定した上で具体的な新産業の創出を進めるとともに、新産業共創のエコシステム創りに取り組んでいきます。

■具体的な取り組み
1. インタープレナー(越境人材)を中核に据えて、社会起点で新しい価値を創造する取り組み(新産業)におけるプロトタイプ開発や実証実験を実施し、新産業の共創モデルを構築する。

  • 「新産業共創スタジオ」の新産業共創プロジェクトのうち、地域経済と特に親和性が高い「ハピネスキャピタル産業」(※1)、「フライングロボティクス産業」(※2)、「ユビキタスヘルスケア産業」(※3)を候補に、地域企業・コミュニティを含む多様なセクターのインタープレナーを中核とし、共創の場をデザインします。
  • 共創の場では新産業共創ワークショップの開催等を通じて、社会起点での目的共創や新産業のエコシステム仮説の共創を行います。
  • その後、具体的なプロトタイプの開発・PoCの実施及び検証を行い、エコシステムの構築を推進していきます。年度末にカンファレンスを開催し、新産業共創の進捗と成果を発表します。

2. プロジェクトやイベントを通じて目的志向のインタープレナー(越境人材)コミュニティを拡充し、越境人材の役割・機能の見える化を行う。

  • プロジェクトの実践に加え「越境人材ミートアップ」や「Interpreneur Summit Autumn 2021(仮)」を開催し、地域の人材と既存のインタープレナーを繫ぎ、目的志向で価値創造を行う越境人材コミュニティを拡充していきます。
  • インタープレナーに求められるスキルセットや育成方法、新産業共創における役割・機能について具体例をもとに検討し、取りまとめを行っていきます。

3. 共創対話に知財・法務の専門家の意見を取り入れ、地域におけるイノベーション環境整備にあたっての政策提言を行う。

  • インタープレナー、参画企業、専門的知見を持つ人材等からヒアリングを行い、個社を超えた新産業の共創にあたっての、知財・法務関連を含む実務的課題を整理し、解決のための方向性を取りまとめ、「越境人材の活躍を通じた新産業共創エコシステム構築に向けた環境整備」について提言を行います。

※1 ハピネスキャピタル産業
https://www.industry-up.com/03-happiness-capital

※2 フライングロボティクス産業
https://www.industry-up.com/05-flying-robotics

※3 ユビキタスヘルスケア産業
https://www.industry-up.com/01-ubiquitous-healthcare

これらの活動を通じ、全てのセクターに顕在・潜在しているインタープレナー(越境人材)が自律した社会人として覚醒し、オープンかつフラットな対話を通じて共感する「目的」を共創し、自ら「ナラティブ」を語り働きかけていくことで、それぞれが動かせるアセットを動かして目的を達成するためのエコシステムを構築していく、新しいパラダイムにおける価値創造のプロセスの実証と社会実装を進めていきます。

■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDはこれからの社会を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナーコミュニテイーは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約500人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。

インタープレナー

https://www.interpreneur.jp/

■SUNDREDの新産業共創プロジェクト
SUNDREDでは2019年7月の新産業共創スタジオのローンチ以来、「ユビキタスヘルスケア産業」「フィッシュファーム産業」「ハピネスキャピタル産業」等の約12個の新産業プロジェクトを推進中です。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、駆動目標となるエコシステム仮説に落とし込み、エコシステム構築の中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。アカデミアの知見とプロジェクトの実践を融合させた「新産業共創プロセス」「新産業テーマ創出フレームワーク(HASEモデル)」、目的志向で行動する社会人「インタープレナー」のネットワークを通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・開発を加速しています。

 

■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立  :2017年3月設立 ※「新産業共創スタジオ」は2019年7月1日より正式稼働
代表者:代表取締役 留目 真伸
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
概要  :100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく
URL  :https://sundred.co.jp