SUNDREDはこれまで代表法人として、大阪大学名誉教授・大阪警察病院 院長 澤 芳樹氏を発起人とする活動体 MIRACLE (Medical & Healthcare Innovation ReAlizing CircLE) を中心に一人ひとりの、社会の、地球のウェルビーイングの実現に向けて様々な活動を展開してきました。MIRACLEの主要拠点である大阪では、2024年夏に未来医療国際拠点(Nakanoshima Qross)の開業も控え、医療・ヘルスケア分野やバイオイノベーション分野等、「その次の時代」に実現すべき新たな産業を生み出す大きなうねりがあります。
SUNDREDは、サイエンスに基づく「Open Well-being Innovation」による新産業創出を目的に、2024年3月15日にSUNDREDの100%子会社としてMIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社を設立し、下記3事業を柱としたビジネスを通じて、ライフサイエンス、ヘルスケア分野のオープンイノベーションを加速させ、社会的価値を創造し持続可能な成長を目指します。
また、Well-beingな社会の実現に向けたオープンな活動(サークル)である「MIRACLE」では、引き続き、共感でつながる専門家・実践者達(インタープレナー)のチームにより、社会起点・目的志向のオープンな対話を通じて、医療・ヘルスケアの未来像を構想し、新会社と共にサイエンスに基づくオープンイノベーションを推進し、一人ひとりの、社会のWell-beingの実現を推進していきます。
■MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社の3つの事業の柱
1. 人材育成事業:次世代ヘルスケアイノベーション産業をけん引する人材の育成プログラムの提供。バイオデザイン(※1)等アントレプレナー型人材育成と、インタープレナー型人材育成を組み合わせた実践プログラムの開発・提供。
2. インキュベーション事業:アジェンダ形成、コミュニティ形成、プロジェクトマネジメントを通じた「新産業共創プロセス」に基づく産業インキュベーション。国内外の実績のあるアクセラレータとの連携による、成功に向けたスタートアップの実力向上、目利き力のある投資家が集積する機会と場の運営。
3. PHR(※2)事業: 医療・ヘルスケア情報の利活用による具体的なユースケース開発と産業化・事業化の支援、並びにヘルスケア・Well-beingをテーマにした多様なプレイヤーが参画するリビングラボの開発・運営。
※1:バイオデザイン:医療機器分野のイノベーションを牽引する人材を育成することを目的に、米スタンフォード大学が2001年に立ち上げた教育プログラムです。デザイン思考(ニーズ起点の課題解決法)を用いて臨床現場のニーズや事業化を意識した新たな価値のある革新的な医療機器機器の開発手法やそのための考え方を、実践的に学ぶ場を提供しています。
※2:PHR:Personal Health Record(パーソナルヘルスレコード)。健康・医療・介護などに関する患者の情報を一元的に保存したデータ。
■新会社概要
法人名:MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社
代表取締役CEO:宮川 潤
取締役:留目 真伸(取締役 会長)、佐々木 力、深田 昌則
所在地:大阪府大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビルディング 4階
設立日:2024年3月15日
事業内容:人材育成事業、インキュベーション事業、PHR事業、リビングラボの企画開発及び運営管理に関する事業 など
株主:SUNDRED株式会社 100%
問い合わせ: info@miracle-science-innovation.jp
新会社設立にあたり、以下の専門家がアドバイザーに就任します。
エグゼクティブアドバイザー:
澤 芳樹 氏 (大阪警察病院 院長、一般財団法人未来医療推進機構 理事長、大阪大学名誉教授)
アドバイザー:
坂田 恒昭 氏(大阪大学 共創機構特任教授、近畿バイオインダストリー振興会議 理事長、バイオコミュニティ関西 副委員長 兼 統括コーディネーター)
鈴木 寛 氏(大阪大学招へい教授)
■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。
Industry-Up as a Service
https://www.industry-up.com/
■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約2,000人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。令和3年度には経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。
インタープレナー
https://www.interpreneur.jp/
■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立:2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス:東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL:https://sundred.co.jp