■ピッチ内容について
フォレストリバイタライズ産業は、「森に人が関わるほどに生態系が回復し、人々の心も暮らしも豊かになる価値循環の仕組みを創る」というビジョンを掲げて活動する、SUNDREDが手掛ける新産業共創プロジェクトのひとつです。社会起点での目的共創の対話から初期のアジェンダが形成され、コアチームが集い、様々な企業・スタートアップ・地域を巻き込みながらエコシステムの共創を進めています。
今回のピッチでは「Nurturing Forest Together 〜森と人の森づくり共創〜」というタイトルで、8部門からなる「ROCKET PITCH NIGHT FESTIVAL 2023」の「環境・エネルギー部門」に登壇。フォレストリバイタライズ産業が目指すビジョンを実現させるためのweb3活用について発表しました。
■関係者のコメント
SUNDRED株式会社 フォレストリバイタライズ産業 プロジェクトマネージャー 吉井 拓史
このような賞を頂けて喜びと驚きでいっぱいです。私たちはweb3技術を活用した森林保全ビジネスモデルの提案を行い、その新しいビジネスモデルが多くの人々に支持されたことは本当に大きな励みとなります。
私たちはweb3技術を活用することで、森林保全の抱える問題を解決できると信じており、広く社会に貢献することを目指していきます。私たちを応援してくださった皆様には、深く感謝しています。ありがとうございました。
SUNDRED株式会社 代表取締役 留目 真伸
多くの素晴らしい起業家達のピッチに交じって、エシステムの共創を推進する新産業共創プロジェクトのピッチというユニークなポジションになりましたが、森に関わる新しい産業のアジェンダとweb3の具体的実装のコンセプトが多くの方に共感頂き、大変うれしく思います。これを機により多くのインタープレナーやその予備軍の方、企業の方に、社会起点の目的共創の対話からはじまる新産業共創の取り組みに参画して頂きたいと思います。
■フォレストリバイタライズ産業について
森林には、木材資源を産み出す機能だけでなく、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保全、水源の涵養、土砂災害の防止といった、私たちの生命を支える重要な役割があります。気候変動をはじめとする環境問題が深刻化する今、森林保全の重要性はますます高まっていますが、林業は深刻な担い手不足に直面しており、森と共に暮らす里山文化は過去のものとなりつつあります。
その一方で、人間が先天的に持つ“自然とつながりたい”という本能的欲求を満たしていくことで、健康や幸せを得ることができるという「バイオフィリア仮説」に基づく空間デザイン(バイオフィリックデザイン)が都心のオフィス等にも多く取り入れられるようになっています。このように、森林と人との関係性はWell-beingといった新たな視点からも見直されるようになっています。また、ドローンでの精密計測や、デジタルツイン、ブロックチェーン等の最新テクノロジーや、新たな価値の可視化・評価のフレームワーク等、これまでの業界の区分を超えた新たな繋がりの構築による価値創造がいよいよ現実的なレベルに近づいています。
そこで「フォレストリバイタライズ産業」は、森林資源が持つ価値と森林空間が持つ魅力を最大限に引き出すアイデア群を起点に、森に関わる人を増やし、エコシステム全体に健全な経済循環を生み出すことで、森と人とが共に繁栄する仕組みと文化の共創を目指します。「森に人が関わるほどに、生態系が回復し、人々の心も暮らしも豊かになる価値循環の仕組みづくり」が、フォレストリバイタライズ産業のコンセプトです。
フォレストリバイタライズ産業
URL:https://www.industry-up.com/015-forest-revitalize
■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。
Industry-Up as a Service
https://www.industry-up.com/
■新しい時代における価値創造を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約1,600人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。昨年度は経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。
インタープレナー
https://www.interpreneur.jp/
■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立:2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス:東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL:https://sundred.co.jp