新産業を共創する人材について研究・発信する団体「インタープレナー研究会」を発足

新産業を共創する人材について研究・発信する団体「インタープレナー研究会」を発足

インタープレナーを中核とした新産業共創エコシステムの社会実装・普及促進を目指す

 

100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目 真伸、以下:SUNDRED)は、HR(Human Resources)事業者と企業人事担当者を中心に活動する有志団体「ONE HR」、および一般社団法人Future Center Alliance Japan(代表:紺野 登、以下:FCAJ)の協力のもと、新産業を共創する人材について研究・発信する団体「インタープレナー研究会」を発足しました。活動の一環としてインタープレナーの育成・活躍に向けた大規模アンケート調査を実施します。集計結果の一部は、2022年9月21日(水)17時から開催される「Industry-Up Days Autumn 2022」Day3にて公開します。

■「インタープレナー研究会」概要
SUNDREDは2019年7月の「新産業共創スタジオ」のローンチ以来、多様な社会の単位において課題を解決し「実現すべき未来」を共創していくためには、全てのセクターに潜在している「インタープレナー」の活躍が不可欠であると考え、インタープレナーを中核とした新産業共創に取り組んできました。インタープレナーとは、多様なセクターとの対話を通じて社会起点の目的を共創し、それぞれが動かせるアセットを動かし、個々の組織だけでは実現できない繋がったソリューション(エコシステム)の構築を進めて目的を実現していく、新しいタイプの自律した「社会人」のことです。

経済産業省関東経済産業局と共同で行った「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」では、多様なセクターのインタープレナーが覚醒し繋がり合うことで新産業の共創が加速していくことを明らかにし、成果の一環として「新産業共創に向けた政策提言」を実施しました。一方、インタープレナーとして活躍したいと考えている人は各セクター、地域に相当数存在するものの、様々な障害が存在することにより本格的にその機能・役割を果たせているわけではない、という実情も分かってきました。
そこで社会および各組織において、具体的にどのようにインタープレナーを活用し、社会起点での対話や新産業の共創・新たな価値の創造を推進していくと良いか研究と検証を行い、「インタープレナーを中核とした新産業共創エコシステム」を新しい時代のイノベーション・モデルとして確立、社会実装・普及促進を行っていくことを目的として、「インタープレナー研究会」を発足しました。

名称:インタープレナー研究会
代表団体:SUNDRED株式会社
協力:人事系有志団体ONE HR、一般社団法人Future Center Alliance Japan
ミッション:インタープレナーの活躍する社会環境の整備を促進し、インタープレナーを中核とした新産業共創エコシステムを確立、社会課題の解決と所属組織および個人のパーパスの実現を目指す
ビジョン:インタープレナーシップを社会の当たり前に
活動内容:
1. インタープレナーについて、事例収集・分析・研究を行う
ー インタープレナーの定義、求められる性質・スキル・マインドセット
ー 各セクターにおけるインタープレナーの機能・役割
ー インタープレナーの発掘・育成方法
2. グローバルおよび各国での潮流と照らし合わせた上で、「インタープレナー」の社会における役割の共通認識を固める
3. インタープレナーが活躍する環境の整備を推進し、インタープレナーを中核とした新産業共創を新しい時代のイノベーション・モデルとして確立、発信する
URL:https://www.interpreneur.jp/study-group

また、インタープレナー研究会では複数のワーキンググループでの活動を検討しており、第一弾としてONE HRとの協業の元、企業・人事ワーキンググループを先行して立ち上げます。

■インタープレナーの育成・活躍に向けた大規模アンケート調査を実施
本取り組みの発足に合わせて、インタープレナーの育成・活躍に向けた大規模アンケート調査を実施します。調査結果は、2022年9月7日(水)より開催される、国内最大級の新産業共創のための交流の場・越境人材の祭典 「Industry-Up Days Autumn 2022」のDay3である9月21日(水)に発表します。

アンケートURL:https://jp.surveymonkey.com/r/9K8H5KV

発表日時:9月21日(水)17:10-18:00
セッション名:「Industry-Up Days Autumn 2022」Day3 セッション1「インタープレナー研究の最前線」
場所:オンライン開催
登壇者:
伊藤 かつら … 人事院 人事官
西村 英丈 … One HR共同代表 / マイインターン株式会社 代表取締役CEO / 一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム理事 / 一般社団法人シニアism.理事
紺野 登 … SUNDRED株式会社 共同運営者・パートナー / 一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事 / 一般社団法人Future Center Alliance Japan代表理事 / 多摩大学大学院教授
留目 真伸 … SUNDRED株式会社 代表取締役
視聴方法:下記URL よりお申し込みください
URL:https://industry-up-days-autumn2022.sundred.co.jp/

■研究会メンバーのコメント
紺野 登(一般社団法人Future Center Alliance Japan代表理事、一般社団法人Japan Innovation Network代表理事、多摩大学大学院教授)
イノベーションはますます社会課題に向き合う要請に駆られています。より善い社会の実現に向けて社会の構造を変えていこうとする「ソサエイタル・イノベーション」において、インタープレナーの活躍が重要であることにはもはや疑いの余地は無いでしょう。長期に渡る停滞に直面している日本から、世界に先駆けてインタープレナー研究会が立ち上がっていくのは必然だと言えます。国際会議「トポス会議」でも2年にわたり「インタープレナー」についてディスカッションを行い、グローバルな有識者の間でも賛同を得てきています。本研究会を起点に日本発で世界が求めるイノベーションのための新しい人的資本モデルが創出されていくことに大いに期待しています。

西村 英丈(インタープレナー研究会プロジェクトリーダー、One HR共同代表、マイインターン株式会社 代表取締役CEO、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム理事、一般社団法人シニアism.理事)
コロナ禍が働き方改革を後押しし、働く環境は、リモートも選択可能に、そして副業解禁、働き方改革関連法案の施行と制度面での整備は進みました。一方で、現状の各社の人材マネジメント手法は「個」が多様化する中、「企業」と「個」の双方の成長を目指す形態に進化できているか?まだまだ課題が残ります。働き手、そして社会の価値観や意識の変化にも自在に対応し、あらゆる社会の単位に向けて価値を創造していく組織のベースとなるのが、“新産業共創モデル”であり、その中核となるのは、「インタープレナー人材」です。人的資本開示の観点においても、社会や会社単位でどれだけのインタープレナーを育成し、活躍させるシステムや文化を構築していけるかに、焦点があたっていくものと考えています。是非一緒に、日本のあらゆる組織で再現性をもってインタープレナー人材を脈々と創出できる仕組みを作っていきましょう。

■ONE HRについて
企業と個人の持続的な成長の実現を目指し、志あるHRパーソン(HR事業者と企業人事)を中心に活動する有志団体。現在、運営事務局は約40名。HR事業者と企業人事、個人を中心とした1300名程度のコミュニティを有しています。2017年3月に発足し、これまでに「経産省官僚×企業人事の対話」や「イノベーションのための副業・兼業」「学校の先生×人事で考えるこれからの学び」など多様なテーマでイベントやワークショップを開催。
https://onehr.amebaownd.com/

■一般社団法人Future Center Alliance Japanについて
フューチャーセンター®︎、イノベーションセンター、リビングラボなどの場を通じてイノベーションの実践に取り組む企業、自治体、官公庁、大学、NPO等が相互連携するアライアンス組織です。イノベーション加速支援環境=場の構築と活用に資するイノベーションの方法論の研究と普及、実践の推進を目的として活動しています。
単発のワークショップやイベント的な取り組みではなく、企業、省庁、大学・研究機関が協業するプルーラルセクターとして「オープンイノベーション2.0」を志向しながら、発展的なプログラムにつながるダイアログ・ミーティングを定例的に開催しています。また、官と民の共創によるインパクトのあるイノベーションや政策形成の場として、「構想の場」などを実践しています。
https://futurecenteralliance-japan.org/

■SUNDREDの新産業共創プロジェクト
SUNDREDでは2019年7月の新産業共創スタジオのローンチ以来、「ユビキタスヘルスケア産業」「フィッシュファーム産業」「ハピネスキャピタル産業」等の約12個の新産業プロジェクトを推進中です。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、社会起点での新産業の共創を推進していくことで結果として各社の事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、駆動目標となるエコシステム仮説に落とし込み、エコシステム構築の中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。アカデミアの知見とプロジェクトの実践を融合させた「新産業共創プロセス」、目的志向で行動する社会人「インタープレナー」のネットワーク、各所で推進されているイノベーション活動を集約して社会実装を進める「リビングラボ」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・社会実装を加速しています。

■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDはこれからの社会を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナーコミュニテイーは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約1,000人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。昨年度は経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施し、今後も益々加速させていきます。
https://www.interpreneur.jp/

■会社紹介

企業名:SUNDRED株式会社
設立  :2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社  :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
概要  :100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。
URL  :https://sundred.co.jp