個社の事業と新産業共創の関係

新産業の共創により、個社だけでは実現できない新たな成長軸・事業機会の実現が可能に

個社の事業と新産業共創の関係 図

新産業共創プロセスProcess

Phase 1オープンな対話を通じた仮説の共創

  • 目的の共創

    トリガーとなるアイデアやSDGs等の大目的をきっかけに、プロジェクトのゴールとなり得る中目的をオープンな対話の場を通じて共創する。

  • チームの組成

    「新産業プロジェクト」を自分ゴトとして推進する「勇者」をあぶり出し、賢者・戦士・魔法使い等を含めた「クエストチーム」を組成する。

  • エコシステム仮説の共創

    「クエストチーム」を中心に新産業のエコシステム(プラットフォーム型事業 / アプリケーション型事業の組み合わせ)の仮説を共創する。

Phase 2仮説を実現するためのプロジェクト推進

  • 共創プロジェクトのキックオフ

    エコシステムの構成要素となる企業等を集め、共創プロジェクトを設計し、仮説の詳細化を進めていく。

  • 「トリガー事業」の創出・育成

    エコシステム構築にあたって最初に立ち上げていくべき事業(トリガー事業)を特定し、事業の創出・育成を行う。

  • エコシステム構築の加速

    「トリガー事業」の加速を支援するとともに、共創によるエコシステムの構築を各社の事業推進を通じて加速。

新産業の共創 - 実践者が
クエストチームを組成Practitioner

  • インタープレナー

    • 多様な視点をプロジェクトに持ち込む
    • 社会起点の目的や新産業の世界観を共創
    • 様々な参画方法でプロジェクトを推進
  • パートナー (企業・自治体、その他組織)

    • 新産業のエコシステムづくりに参画
    • エコシステムのモジュールのプロトタイプを作成
    • 新産業の共創を通じて事業機会・投資機会等を獲得
  • SUNDRED

    • 新産業共創プロセスのファシリテーション
    • プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)
    • 新産業共創に関するソリューション群(Industry-Up as a Service)の提供

新産業の共創 - 機能・場Function & Field

  • Future Center

    仮説を立てる

    多様な人達との対話「実現すべき未来」の解像度を高め「社会起点の目的」と「エコシステムのコンセプトと仮説」を共創する。

  • Innovation Center

    試作を創る

    「エコシステムのコンセプトと仮説」に、具体的な企業・技術・製品・サービスを当てはめ、各モジュールのプロトタイピングを行う。
    トリガー事業の可能性を探る。

  • Living Lab

    社会実装を行い試す

    プロトタイプの社会実装を行う。
    効果を検証し、Future Center、Innovation
    Centerにフィードバック。成果をあげ、横展開・スコープの拡大を推進する。

新産業共創プロジェクトを
通じて設立された
「トリガー事業」の例Example

  • VFR Inc.

    【フライングロボティクス産業】

    VFR株式会社

    VFR株式会社は、ドローンによる社会インフラの革新を推進・加速するための機体開発、ソリューション提供をオープンイノベーションを通じて推進することを目的に2020年3月にVAIO株式会社からカーブアウトの形で設立。ドローン事業者、サービサー、エンドユーザー、その他ドローン産業に関わる全ての関係者の方とオープンでフラットに対話を行い、ドローン産業の発展のためのエコシステム構築を推進しています。

  • sakanafarm

    【フィッシュファーム産業】

    株式会社さかなファーム

    株式会社さかなファームは陸上養殖産業の拡大へ貢献することを目的に2020年4月1日に設立。陸上養殖事に求められる研究・商品開発・IoT・販売等の機能を生産者に提供するだけでなく、EC・メディアを展開するなど、安心安全で美味しく、サステナブルな陸上養殖魚の認知向上や市場創出を通じたエコシステム構築を進めています。

スタジオパートナー・
プログラムProgram

推進中の新産業共創プロジェクトへの参画、新たなプロジェクトの組成、その他の活動を通じて、新産業の文脈に基づいて自社の事業機会・投資機会の探索(アイディエーション)を行い、PoCの企画・実施を進めていくプログラム。

主な活動内容

自社の関心領域とプロジェクトのすり合わせを行う導入セッション

新産業プロジェクトのコアチームミーティングへの参加

コアチームとの接続

事業機会創出に関するアイディエーション

PoC設計、実施支援(複数主体との調整、リビングラボとの接続等)

事業化支援(事業計画作成・事業体設立のアドバイス、経営人材の紹介等)

集中合宿・個別ミーティング(3ヶ月に1回程度)

大規模カンファレンス「Industry-Up Day」(半期に一回)での発表

Industry-Up Projects進行中の新産業共創プロジェクト

  • ユビキタスヘルスケア産業

    医師不足、都市への人口集中、医療費負担、新興国での医療格差…届けるべき人に届かない、偏在化している医療をデータ活用とIoTで地方部や新興国まで高度医療を普遍化していく共創プロジェクトです。

  • フィッシュファーム産業

    水産資源の減少や世界的なタンパク質クライシスが叫ばれる中、「陸上養殖」の領域で日本の食文化とテクノロジーを活用し、世界に貢献する産業共創プロジェクトです。

  • フライングロボティクス産業

    日本のドローン産業のあるべき姿、それを実現するエコシステム構想を共創しながら、産官学・自治体等等、多様なエコシステムパートナーとともに世界でもトップクラスのドローン産業を創り上げていくプロジェクトです。

  • セルフデベロップメント産業

    学習・教育・研修・キャリアアップ・自己啓発・社会との価値交換の機会に関わる環境は大きく変化しています。これらをサービス提供者側のロジックではなく、「人間中心」に”あるべき姿”(実現すべき未来)から構想し、実現していくプロジェクトです。

  • ハピネスキャピタル産業

    人のハピネス度を様々な方法で測定し、行動、食、医療、健康、生産性など、複数のデータを組み合わせることでHappiness Drivenな世界を共創するプロジェクトです。

  • プレコンセプションケア産業

    プレコンセプションケアと社会システムのあるべき姿を想像し、それを実現するためのエコシステムの仮説や、トリガーとなる事業・サービスを共創し、Society 5.0「人間中心の社会」に求められる、人の人生をサポートする新たな産業領域を創出していくプロジェクトです。

  • ビューティーインテグレーション産業

    低賃金、長時間労働、飽和する市場、山積する構造的な課題に対して美容師、サロン、ディーラーなど、美容やヘルスケアに関わる業界やサービスが連携して、課題解決に臨む共創プロジェクトです。

  • リジェネラティブフードシステム産業

    現在のフードシステムは大きな価値を創出している一方で、健康面・環境面の課題、フードロス、格差など、それと同規模かそれ以上の不経済を生み出しているとも言われています。テクノロジー、多様な企業間の連携、新しい流通の仕組みなどを通じてこれらの課題解決に取り組む共創プロジェクトです。

  • パーソナルデータ産業

    一人ひとりが自分に関係するデータを蓄積・管理し、適切なサービス提供者にそれをシェアしていくことで、様々なサービス提供者のサービスを活用しながら自分の人生を積極的にデザインして、それを実現していくことができる世界を共創するプロジェクトです。

  • フォレストリバイタライズ産業

    森に関わる多様な人々が繋がり合うことで、時間と空間を越えた新たな価値循環のエコシステム(生態系)を形成し、森と人とが共に繁栄する世界を共創するプロジェクトです。